ダメなガノタのダメな生態を日々綴るダメ日記

ひびのたわごと
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2005/10/29(土)
   

富野アニメ第一話大横断 第四回

2005/10/29 15:06|アニメトラックバック:0コメント:1
今日は「恋人たち」の初日なのに見にいけず腐っているのでこのネタで。
いやね、昨日の風邪は焼酎のお湯割り飲んで、風呂入ってすぐ寝たらすっかり治ったし、
腰の調子もだいぶ楽なので行くだけなら行けると思うのよ。
でもね、今のオイラに90分間座っていろというのは「死ね」というのとイコール。
絶対無理だって。よしんば座っていても全然集中出来ないって。
つーことで「星を継ぐ者」のDVDを何度も何度も見返してます。
「みんな腰痛になってしまえ〜!!」

さて、ネタが無い時のための企画なので、
前回のザンボット3から1ヶ月以上もあいてしまった。
というわけで第4回の今回は、人間爆弾など衝撃的な内容で知られる「無敵超人ザンボット3」と、
いわずと知れたエポックメイカーとなった「機動戦士ガンダム」の間に作られたためか、
イマイチ影の薄い作品である「無敵鋼人ダイターン3」。
富野はザンボットに次いで原作・総監督名義で参加。
ちなみにこの作品から原作として「矢立肇」がクレジットされるようになる。


無敵鋼人ダイターン3 第1話:初視聴
「出ました!破嵐万丈」(読み上げあり)
daitarn3_01.jpgdaitarn3_02.jpg
daitarn3_04.jpgdaitarn3_05.jpg


この作品ではキャラクターデザインに塩山紀生、湖川友謙(小国一和名義で参加)の両氏を起用、
万丈やビューティーなど主人公側を塩山が、敵側のコロスなどを湖川がデザインしている。

ストーリーはサイボーグ人類メガノイドの「全人類メガノイド化」野望に対し、
シン・ザ・シティの謎の青年、破嵐万丈が007ばりのアクションで立ちはだかるという痛快娯楽物。

前作のザンボット3とはうって変わって明るくおバカで、
どちらかといえばスパロボもののお約束的な作風。
あまりにも違いすぎる色に戸惑いを受けてしまうほど。
これがその後「ザブングル」「キングゲイナー」など明るいギャグ調作品に繋がっていくのだろう。

ストーリー自体はザンボットに比べて2段も3段も落ちるといわざるを得ない。
だが、
「メガボーグってオイ!巨大化しすぎだよ!!」
とか
「ムーンアタックの次はサンアタックかよ!」
など何かありえないほどツッコミどころが多く、
おバカっぽいところが逆にツボを刺激されて別の意味で結構好きかも。

この1話では、おそらくこの作品の核である「メガノイド」が何なのかといった説明は、
ひとまず脇においといて行け行けどんどんでストーリーが展開していく。
Bパートでは「メガノイド」に対して若干の説明がなされ、
またそれに対して万丈が嫌悪をむき出しにするシーンがあるのだが、
それはいわゆる「サイバーパンク」に対する富野自身の嫌悪感に繋がるような気がした。

また演出面で言えば、ダイターン3とメガボーグの戦いでは、
常にダイターンを上手に、メガボーグを下手に配置しており、
映像の原則が守られているのも富野らしい。

後はダイターンのデザインを大河原邦男が担当しているのだが、
なんか安彦デザインのライディーンと似通った感じがするのも・・・。


B00009QX5S無敵鋼人ダイターン3 DVDメモリアルボックス1
矢立肇 富野喜幸 鈴置洋孝
バンダイビジュアル 2003-08-22

by G-Tools


所有関係資料:無し

作品関連富野発言

高千穂「私、『ダイターン』のことは全然知らないが、これは、私は見てて、全然笑わなかった…(笑)。」
富野「只ね、経過論としてはこういうことなんですよ、つまり『ザンボット』をやったから『ダイターン』だったんだ、『ダイターン』をやったから『ガンダム』だったんだ、『ガンダム』をやったから本当は『イデオン』じゃなかったんだ、という部分があったわけ。」
高千穂「いや、少なくともあの時、『ザンボット』は一寸重すぎたと、もう少し明るいのを、というのはあったよね。」
富野「クローバーの方からあったと同時に、もうこちらも、何て言うのかなああ同じものをやってったら、とてもじゃないけれどお互いに自滅しちゃうだろうってことで、『ダイターン』の方へ振り切ったって事はあるわけ。それと同時にもう一つ。とにかく、ユーモアっていうのは僕自身もないと同時に日本人が本当に“動く絵”というものの中でやったことがないんじゃないか、で、なおかつそれを二重構造にして、作っていくなんていうことも、日本人の一番不得手なことじゃないか……だから、ともかくこれを試してみたかった…ていう要するに制作命題があったわけ、つまり、自分自身が本当に作りたいものとは違うわけね。一度さわってみる必要があるんじゃないかということで『ダイターン』をやってみた……」
高千穂「『ダイターン』の場合、見てて一番その、いかんなあと思ったのはやっぱりその、セリフがいかんわけですよ、つまり、あの、ギャグに持って行くセリフがだるいんですよね、それにもう一つは…。」
富野「あのね……。」
高千穂「しゃべらせてよ(笑)。」
富野「セリフが悪いって言い方はね、大変雑な言い方で、そうじゃないの。セリフが悪いっていう要素もあるよ、あるんだけれども、実際に、『ダイターン』やってみて本当にわかったことがあるの、そのセリフに行くまでの、段取り、それからユーモアならユーモア、ギャグならギャグに持って行く段取りというものが、命なわけ、そしてそれは動く絵であった瞬間から、それは、タイミングでしかないということなの…。」
高千穂「リズムでしょう?」
富野「うん、リズム。」
高千穂「それは演出の問題よ。」
富野「じゃ調子が良ければね、絵の流れだけが調子良ければ笑えるのか、ユーモアになるのか、って言うとこれはとんでもない間違いなわけ。これはもう『ダイターン』の時に骨身にしみたわけ。つまり、どういうストーリーの中の意味を持つかという位置づけをきちんとしない限り、どんなに枚数を入れようが、どんなにテンポが良かろうが、ちっとも面白くないんです。だけれども、やってみたいと思ったの。ところが、そういった視覚的なり、感性に訴えかけるテンポだけで笑わせていく場合には、只のやっぱり笑いであって、ユーモアじゃないと。ユーモアってのは、どっちかって言うとやっぱりブラックな部分があるんじゃないか…。」
高千穂「いや、ものすごくある……。」
富野「と、思うわけ、そうすると、そこにはちゃんと、ストーリーなり、物事なりキャラクターなりの構造論がキチっとないと、何をやってもだめなんだということね。」

(以上月刊OUT1981年4月号「デスマッチ対談 富野喜幸VS高千穂遙」より)

その他関連資料:「ザンボット3・ダイターン3大全
           「サンライズデジタルクロニクル Vol.1 無敵鋼人ダイターン 3
FC2タグ : 富野作品 ダイターン3 富野資料(雑誌)編集



daitarn3_03.jpg

上の画像はオープニングのワンカット。
富野が好きなポーズだよね。
キャラクターやメカを横一列に揃えて引きで動かすのって。
ガンダムでもダンバインでもいろんな作品で目にすることが出来る。
コメント
少し前にCS放送をしていたダイターン3は気に入っていましたので、実は子犬さんがどう切ってくれるのかを首を長くして待っていたりしました。

ダイターン3は子犬さんが仰るように基本的には痛快娯楽物であり、明るく、おバカな作品といえます。

ですが基本が明るい痛快娯楽物であるため、第1話Bパートをはじめ時折見せる万丈の憎悪や非情さ、幾人かのコマンダーを通じて描かれる人のエゴや悲哀などの人間の暗い部分を扱った描写が反って印象に残ることもあり、実は結構ハードな作品なのかもしれないと考えたこともあります。

そして、そんな描写を痛快娯楽物としての基本を守りつつ、入れてみせる富野監督の手腕に惚れ惚れしてしまったのですが、月刊OUTの富野、高千穂両氏の対談記事を見てみると単なる自分の買い被りであることを思い知らされて、ガックリとしてしまいます(汗)。
セカンドY #EBUSheBA|2005/11/02(水) 00:47 [ 編集 ]
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