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2010.06.30

延長11回まで野球をみてたら終電間に合わなかった!
先日図書館から借りてきた「天地明察」を読了。
うん、さすがに面白かったですよ。

404874013X天地明察
冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-12-01

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物語は、初めて日本人の手によって編纂された貞享暦を完成させた、
江戸初期の暦学者渋川春海の一代記。
天文がテーマだけに時代小説とはいえ理系で、
算学者の関孝和などのメジャーどころも登場する。
理系全般に疎いオイラには、算術勝負や北極星による緯度測定とか、
そのあたりの細かいところはイマイチ理解できなかったけど、
それでも十分楽しむことができた。

個人的に印象的だったのは物語のメインとなる改暦の儀にとりかかるシーン。
保科正之が春海に「武断の世」から「文治の世」への変革を語るのだが、
転換期に社会システムが大きく変わりゆくことによって、
今まで見えなかった様々な揺らぎが表出してくるというのは、
現在の日本の状況と重なるように思えてならなかった。
一面から見た無駄の切り捨てが、別の一面からは不況の引き金になるとか・・・。

さて、これでニュータイプ来月号への予習は万全。
この作品を富野はどう評するのかな?楽しみ。

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買わずに借りた
富野作品におけるドラマの終わり方
以前に「みんなの党」に対して富野が、
「みんなの党、○○、行きます。行かせてください」
というキャッチコピーを考案したというニュースがあった。

この時は富野自身ではなく渡辺代表が語ったということもあり、
ガンダムエースで対談したよしみもあってリップサービスしたんだろうな、
その程度に思っていた。

しかし、今回の参院選の立候補者に対し、
富野が応援メッセージを寄せているのを発見してしまった。

富野がメッセージを寄せているのは、
静岡選挙区からみんなの党公認候補として立候補している河合純一氏。
河合氏の公式サイトに渡辺喜美、田中好子と共に富野の写真が並んでいる。

「今の日本には、彼のような 眼差しこそ必須のものと信じて、ぼくは、かわい純一君を応援します。」



こんな言葉で締められている富野からの応援メッセージ。
富野は本気でみんなの党を支援しているのだろうか?
先日のボトムズイベントの映像に刺激された影響か、
早速幻影篇の3話を借りてきた。

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高橋良輔
バンダイビジュアル 2010-06-25

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今回の舞台は砂の惑星サンサ。
この3巻でついに主役キリコが登場。
(以下はネタバレ要素があるので追記に)

続きを読む

今日発売のダムエー8月号を早速購入。
もちろんお目当ては富野と本広監督の対談。

B003QJ7SN4GUNDAM A (ガンダムエース) 2010年 08月号 [雑誌]
角川書店 2010-06-26

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来月発売のブルーレイBOXでも対談している2人ですが、
(むしろその抄録?)
その関係性がうらやましい。
今回はお互いに相手を羨んで「あなたはいいよね」「いえいえ富野さんこそ」みたいな感じ。

文中に出てきた小津映画に関する部分は、
まだ会得できてないなぁ。
やっぱり黒澤映画の方に惹かれてしまう。
それと黒澤映画がカラーになった頃からつまらなくなったというのは、
星山さんも「アニメシナリオ教室」で書いていたこと。
たしかに「乱」とかと「羅生門」とかを比べちゃうとねぇ。

ちなみにオイラが一番好きなのは「用心棒」。

そうそう、あとはYASとガワラの対談とかもあったのね。
買ってよかったよ。漫画はつまんないけど。

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もういろいろなところで情報が出まわってますが、
おもちゃのまちバンダイミュージアムにおいて、
富野が出掛けた立体作品「ZAKUの夢」が7/3から展示されるのだとか。

ガンダム展で展示されたあの「From First」に手を入れたものだとか。
「From First」は上野で展示されていたときに外からチラッとだけみたけど・・・。
どうなんでしょうね。

で、実は展示場所である「おもちゃのまちバンダイミュージアム」って、
我が家から電車でも車でも1時間ほどのところなのよね。
是が非でも行きたい!とまでは思わないけどネタ程度ならいいかも。
でも混むんだろうなぁ・・・。

行ってみたい人います?

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朝からトミノ
北斎展
行くべきか、行かざるべきか
今日は寝不足で頭が回らないので短めに。
先日図書館で予約した「天地明察」が返却されたと連絡があったので、
早速借りてきました。
これで来月のニュータイプに間にあう・・・。


404874013X天地明察
冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-12-01

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■関連記事
富野作品におけるドラマの終わり方

続きを読む

久しぶりにこのブログのレイアウトなどをリニューアルしたいなぁと考えている。
テンプレートそのものを変えるのもいいし、
今のテンプレートのまま左右にあるカラムを、
右側にまとめるのもありかもしれない。
たとえばこんな感じとか。

各パーツについても視線の動きなどを考えて、
どのあたりに配置したら見やすい構成になるかとか、
記事やコメント等ブログの情報と富野関連商品の情報とを、
ごっちゃにならないようにうまく分けることができないかとか、
いろいろと頭の中で思いを巡らせている。

が、実際に行動にうつすのはいつになることやら・・・。
実は以前思い立ってHTMLとCSSをいじってみたんだけど大失敗しちゃってるから・・・。

で、このブログをご覧になっている皆様にお伺いしたいのですが、
このブログのデザイン面、レイアウト面に関する忌憚ないご意見を、
コメント欄もしくはブログ拍手欄からお寄せいただけないでしょうか。
頂いたご意見をそのまま反映するというわけではありませんが、
今後の参考にさせていただきたいので・・・。


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模様替えしたい
やりたいけど結局……その1
察しの良い方にはお見通しかもしれませんが、
結局「けいおん!!」は1話から全部見続けていたりします。
最初はなんだかんだと書いていたのにこの有様。

なんだこりゃつまんねーなーと思う回もありますが、
思わず何度も見入ってしまう回も。
おかげであずにゃんだけでなく、ムギにも目覚めそうです。
これだから、僕は・・・。

あ、でもDVDやブルーレイを買ったりとかはしませんよ。
これは絶対。だって高いもの。

B003FG9L4Cけいおん!!(第2期) 1 (Blu-ray 初回限定生産) [Blu-ray]
ポニーキャニオン 2010-07-30

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その「けいおん!!」ですが、昨日の放送「夏フェス!」で12回目を迎えました。
1期は番外編を除けば12回で完結だったはず。
今回も1クール12回だと思ったのですが、そのまま次回予告が。
これって次の13回で終りなのか、それとも2クール放送するのか・・・。
先入観を持たないよう放送予定に関する情報にはあまり触れないようにしているので、
そこのところがすでに公表されているのかどうかはわかりませんが、
まぁ、まったりと観ていこうかなとおもっております。

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一応観るには観てみましたが・・・
原作とアニメと、何が違うのか
先週の土曜日のことになるが、阿佐ヶ谷ロフトAにて、
「『装甲騎兵ボトムズ幻影篇』スペシャル 同窓会だよ!全員集合!!」
というイベントが開催された。
これは幻影篇の3巻発売を前に先行上映と関係者によるトークショーなどを行うイベント。
オイラは参加したわけではないのだが、
Ustreamで生中継されたトークショーを楽しませてもらった。

幻影篇は一応リリースされている2話まで観ている。
1話の段階では思い出語りの回顧作品でどうかなあ?と懸念したのだが、
2話からは新たな展開もはらみ始めて興味を惹かれていた。
そこにこのトークショー。

プロデューサーのスティーブこと塚田氏がネタバレしまくること。
やれキリコは3話から登場してくるとか、
ロッチナはしぶとく生き残って今回も登場するとか、
思い出話は3話までで4話から新展開だとか、
加瀬充子さんがコンテを切っているだとか、
こちらの興味をそそるようなネタばかり。

完全に手の内に乗せられて、3話が一刻も早く見たくなってしまったよ。
まぁ、とりあえず3巻もレンタルかなぁ・・・。

それにしても「40代後半がヒロインの画期的アニメ」には笑った。
まぁ、「ペールゼン・ファイルズ」に至っては女性キャラ皆無だったから・・・。

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■関連記事
幻影篇2巻もう出てるのね
幻影篇みましたよ
結局のところ
幻影篇にグラッ
前回の続き。
これで最後になる。

SCENE5 「ポスト・ガンダムだって?そんなものナイ、ナイ、ナイ、ナイッ」(富野)



山浦「なに、聞くの?『ガンダム』の映画化の話?」

AM「というか、ポスト『ガンダム』について―」

山浦「(待ってましたとばかり)よくぞ聞いてくれました。いまは何もいえないけど必ずある」

AM「それは山浦さんの頭のなかにあるのですか」

山浦「いや、富野さんの頭のなかにあるッ」

富野「ナイ、ナイ、ナイ、ナイッ。ヒデエ話だなァ(笑)」

AM「ロボットものですか?」

山浦「あの人(富野さんを指差し)はどういうかしらないが、ロボットものといえばそうだろうね」

AM「SFですか」

山浦「うん」

AM「いつごろ出るんですか」

山浦「さァ…なんとも言えねぇなァ」

飯塚「出るときは、出るのッ」

山浦「いま、スポンサーや局などアチコチあたってるんだけど、もし出るとしたら再来年かなァ」

と―一応、ここで座談会は終了した。やかましくって続行不可能となったからである。富野さんはこの時点で帰った。佐々木さんはまだこないが、金山さんの「先に帰ると淋しがるから、もうちょっと待っててやってよ」のことばで他の人は居座る。みんな、待っているあいだムダ話をする。この間、テープは回っていた。みんな、テープを聞き直しても聞こえないと思って大胆な発言をした。しかし、技術革新の力は大きい。誌上に出しても大丈夫のところまで公開する。

金山「エエカッコをする人が一人もいなかったですから」

星山「みんな苦労してるんだよ」

金山「オモチャが売れなきゃサンライズは倒産するなんて、なかなか言えない言葉だよ」

星山「さっき、ポスト『ガンダム』の話してたけどさ、もしサンライズがパート2を出すことができるなら『ダイターン3』がウケるとおもう」

荒木「あれは根強い人気がありますからね」

金山「富野さんの"息抜き"の部分がうまく作用した作品だと思うナ」

星山「そうそう。スポンサーの意向とさ、自分の意向が揺れ動いているところが『ダイターン』にあって、その微妙な揺れ動きがいいもんね」

(ここで飯塚さんがトイレから帰ってきた)

飯塚「パート2だって?サンライズは絶対パート2はつくりません。だって、そうしたらスポンサーがつかなくなって、サンライズがつぶれちゃうもの。パート2のほうがコストや段取りがスムーズにいくかもしれないけど、それやっちゃオシマイなの。同じジャンルでも新しいものを作る。それがサンライズなの」

(ふすまがガラッと開いた)

佐々木「スミマセン、遅れまして」
(同氏の大声が部屋中を席巻した)

佐々木「なにから話しましょうか」

金山「この人、ラーメン屋をやってたんですよ(笑)」

佐々木「そうなんです。その話からしましょう。7年前まで、東映にいて"少女もの"をやっていたんですが、諸般の事情でアニメ界からいったん手を引いてね。新宿のスナックのマスターになったんですよ。それを2年ほどやったあと、今度は屋台のラーメン屋をやったんですけど、ヤクザにおどかされて大泉学園前でまた屋台を出した。ところが、ここでもまたヤクザにおどかされて(笑)。しかたがないから、大泉学園の東映動画の会社の前に屋台を出した。昔の仲間が客になってくれたけど、ツキアイで食べててくれただけでね」

金山「佐々木さんのラーメン食べて腹こわした人がいるんだって(笑)」

佐々木「そうこうするうちに『もういちど、やってみないか』とサンライズの岩崎さんに呼ばれて、またアニメの世界にまい戻ったんですよ」

AM「いま、どんな仕事を……」

佐々木「『トライダーG7』の演出をやっています。ぼくの力をすべてぶつけてますよ、この作品に……」

Yシャツの腕をまくった佐々木さん、その表情には満足があふれていた。佐々木さんのように、数年前まで屋台のラーメン屋さんをやっていた人物が、番組の監督として活躍できるという寛容さをもつところに、日本サンライズという会社の特徴があるのかもしれない。

佐々木「おねェさァーン、お酒!!」

仲居さん「ハァーイ」

おわり



話の中で出てくる『ポスト・ガンダム』というのが、
ガンダムの続き物のことなのか、
ガンダムに次ぐ富野の新作のことなのか、
ちょっとごっちゃになって使われている印象を受けた。

そして何よりも、飯塚さんの「サンライズは絶対パート2はつくりません。」が、
その数年後には「Zガンダム」という形で破られてしまうのが・・・。
今じゃつぶれるどころか、パート2ものに寄りかかっている感じ。

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オリジナルの肝 Vol.11 富野&良輔対談(1/5):サンライズの思い出話
前回の続き。
今回はロボットものに付き物のオモチャについて。
サンライズ創業時のメンバー沼本氏がおもちゃメーカーのタカラにいるように、
ロボットものとオモチャは切っても切れない関係にあり、
えてして「オモチャ屋の宣伝フィルム」などと揶揄されることも。
その点について山浦さんが語ってます。

SCENE4 「ガンダムでは中どもを頭に描いて書きましたよ」(星山)



AM「サンライズの作品をみると、『ガンダム』に代表されるシリアス路線と、『トライダーG7』のようなコミカル路線の2本柱で制作しているように思えるのですが……」

山浦「そりゃないよ。スポンサーが違うからさ、同じような番組はつくれないじゃない。たまさか、そうなっているだけだよ」

富野「行き当たりばったりで、意識的に二つの路線で展開しているわけじゃないとおもうな」

山浦「あのさ、何べんでもいうからいい加減イヤになると思うかもしれないけどさ、オレたちサンライズはオモチャが売れなきゃダメなのよッ(笑)。いろんな会社からいろんなオモチャが発売されてるけど、みんな同じようにみえちゃ困るわけ。デパートのオモチャ売場にある商品の区別は60歳のおばあちゃんではわからないよ」

AM「60歳といわず、ぼく(もちろん60歳よりグーンと若い)でも区別できませんよ(笑)」

山浦「でしょう。そのオモチャの区別を明快にするためには、ワンパターンじゃダメなわけよ」

AM「現場の人たちからみて、二つの路線を意識してつくることはないのですか?」

星山「それはないですね。『ガンダム』も『トラG』も書く際の意識は同じです。ただ、ぼく個人でいえば、シナリオを書くとき、子どもを相手にするのではなく、"中ども"を頭に描いていますね」

(ここで金山さんが戻ってきた)

金山「いま佐々木(勝利)さんから電話があってさ、あと40分ほどでここに来るからって」

AM「佐々木さんというのは、いま『トラG』の監督をしている……」

山浦「そう。来春からスタートする『ダイオージャ』の監督でもあります」

AM「『ダイオージャ』というのは水戸黄門をロボットにした作品でしょ」

金山「そう。ロボットが3機合体するとね、葵の御紋の形になる(笑)」

AM「水戸黄門でつくると最初にいいだしたのは……」

山浦「佐々木さんだけどね、話としては以前からあったの。でも、ディレクターがOKしなかったんだ。ところが今回はディレクターが"水戸黄門"でいこうと乗り気になってるからさ、それならGOしようとしたのよ」

AM「チョンマゲのロボットが登場するんですか」

山浦「(ムキになって)登場するわけないじゃなァい」

飯塚「オモチャやさんが許しません」

AM「いままでお話をうかがっていると、オモチャの売れゆきがサンライズのキーポイントになっているようですが(笑)『ガンダム』はそれほどオモチャが売れませんでしたよね。だけど、中・高校生のアニメファンからは圧倒的な支持を得た。このことについては、山浦さんはどう考えていらっしゃるんですか]

山浦「よかった―このひとことですよ。たしかに、オモチャがそれほどの売れゆきを示さなかったという点で好結果は得られなかったけど、アンチロボット派に対するサンライズの存在証明には、非常に大きな意味をもちましたからね。『ガンダム』がなかったら、これほどアニメージュさんなどで日本サンライズにスポットが当たることはなかったでしょう」

星山「サンライズというのは五社映画全盛のころのアートシアターのような気がするよ(笑)」

金山「そういえば、安彦さんは『ガンダム』が放映される前、こんな地味な作品が果たしてウケるのかなあなんていってたものね」

星山「だからさ、低視聴率であえいでいる『イデオン』を会社はもう少しフォローしてほしい気もするね。信念をもって……」

山浦「そういわれてもねぇ、オレなんざァ信念のない人間だから……」

仲居さん「スイマセーン。ちょっとマスターから幹事さんにお話があるそうですッ」

マスター「あのォー、最初2時間というお約束で、もう3時間経ってますから、相席をお願いしたいんですが……」

山浦「あとテーマはいくつあるの?」

AM「一つだけ」

山浦「じゃ、やっちゃおうよ。みんなもう少しかたまろうよ」
(このあとは隣席の酔客の大声で、となりにすわった人としか会話ができない。有線放送は沢田研二の『酒場でDABADA』を流していた……)

つづく



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2010.06.19
先日注文した星山氏の本が本日到着。

4844134353星山博之のアニメシナリオ教室
星山 博之
雷鳥社 2007-06

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タイトル通りシナリオを書くということはどういうことなのか、
星山氏の考え方そのものが投影されているように感じられる。
それだけに歯ごたえもあり、
読み終えるまでには時間がかかりそう。
アニメレビューを書く上で、少しでも参考になれば・・・。


ま、最近はレビュー書くほどアニメ見ていませんが。
前回の続き。
今回は短いけどオリジナル作品について。

SCENE3「オリジナルはスタッフ一人ひとりが、責任の対象となりますよね」(富野)



AM「サンライズは、制作現場の人の意見をよく聞く会社とうかがっていますが……」

飯塚「そうはいっても(声質ますますオクターブが上がり、声がかすれる回数も増える)代理店やスポンサー、局の意見がまず前提にありますよ」

山浦「アニメをつくるのは現場であって、営業や企画部門じゃないからね。ただ、スポンサーのオモチャが売れないときは文句をいうよ。でなきゃ、スポンサーにオリられたら食えないもん」
(また、出タァ。実感なんだろうなァ)

星山「現場でシナリオを書いている一人として感じることは、もし大手だったらぼくみたいな若僧にシリーズ1本をまかせることはないだろうな、ということですね」

荒木「それはワタクシも感じますね。オリヂナルという形で全部現場にゲタをあずけているから、現場の人たちは実にノビノビと仕事をしている」

AM「やりやすい会社ですか」

荒木「ええ。やりやすい会社です。反面、こわくもあるんですよね。オリジナルだから結果が自分にハネ返ってきますから」

富野「原作の作品もオリジナルもスタッフのやることは変わらないですよ。でも、原作ものは、どんなに自分の主張をその作品に出そうとしても、視聴者は、いいも悪いもその結果を原作にもっていく傾向がある。しかしオリジナルは、スタッフの一人ひとりの名まえが究極の責任の対象になりますよね。このへんが、日本サンライズという会社のカラーを端的に示すとおもいますね。」

星山「いとも簡単に現場の声が作品の内容に反映されることがありますからね。『トライダーG7』のシナリオを依頼されたときも、まったく個人的な気持ちで『女房、子どものために"戦う"ことはできるけど、地球を守るためという大義名分では"戦えない"』と企画会議でしゃべったら『よし、それ、いこう』って、トントントンときまちゃったもんねえ(笑)」

荒木「これは、ライター冥利に尽きることですよね」

富野「そう。けど、制約がないわけじゃない。オモチャのスポンサーの意向があるしね。でも、その制約のなかで、自分の主張をキチンとだすことこそが、モノを創り出す人間としての役目だと思うし、それができなきゃ親兄弟に恥ずかしいですよ」

金山「そういう意味でさァ、先日、おいっ子に"トライダーのおじさん"といわれたとき、あ、オレはロボットもののアニメーターとして、ファンをもっているんだなと自覚したらね、やぶれかぶれの開き直りから自信がでてきたですよ」
(ここで、ググッとウイスキーをあおった)

仲居さん「金山さァーん、お電話ッ」

金山「おや?だれだろう」

つづく



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前回の続きから。
お酒も進みだいぶドロドロした話がでてきます。

SCENE2 「オリジナル作品が多いのは、原作を買うお金がなかったんだよ」(山浦)



AM「日本サンライズの特徴といえば、オリジナル作品が多いことがあげられるんですが……」

山浦「原作を買う金がなかったんだよ(笑)」

飯塚「作家先生のほうだって、ワケのわからない会社に自分の作品を出したくないからね」

山浦「あのさ、オリジナルが多いということは、スポンサーのオモチャを売るために、原作だとつごうが悪いという裏返しなんだよ。売れないと、媒体の時間帯がもらえない。つまり、食えないからさァ」
(山浦さんが『食えない』というときは、目がマジになる。苦労したんだろうなぁ……)

富野「簡単にいってしまえば、サンライズのアニメ制作上の基本的考え方は、第1がオモチャが売れること、第2が視聴率、そして第3にやっと作品の内容かなァ(笑)」

山浦「そうカンタンに割りきれないよォ」

星山「でも、順番からいえば富野さんのいうことが当たってる」
(全員爆笑、山浦さん苦笑)

山浦「ま、最後は、オモチャが売れるかどうかで決めますけどね」

AM「『ガンダム』のオモチャは売れたんですか?」

山浦「『ザンボット』や『ダイターン』にくらべたら売れなかったね」

星山「だから『トライダーG7』が登場したんだよね」

飯塚「あのさァ、アニメージュさんを喜ばせるような作品を作っていてはダメなんだよ、サンライズのバヤイは―」
(酔うごとに声質のオクターブが上がり、時にかすれる)

AM「富野さん、その点はどうなんですか」

富野「条件が出てくることに関していっさい抵抗しません」

AM「ほんとうですか?」

富野「ほほほ、ほんとうですよ」

山浦「『ガンダム』でも、ぼくは富野さんによく冗談話でいったもん。オモチャが売れないから変えてくれって。富野さんは納得するよ。でも、彼の下のスタッフを説得するのが大変だよ」

荒木「その意味でCDとかライターは苦労するよね」

星山「でもさ、スポンサーの意向のワクのなかで、これだけのものがつくれる、という作り手としての意地はたしかにあるね」

仲居さん「サンライズの山浦さァーん、お電話ッ」

山浦「あいよッ」
(ここで話が途切れて、みなしばしウイスキーを飲む)

金山「話変わるけど『ライディーン』の演出が放映寸前で富野さんから長浜さんにかわったよね。で、そのあと『コンバトラー』で、富野さんは長浜さんのもとで平気な顔して仕事してるから、スゴイ根性の人だなぁと感心してたんだ(笑)」

飯塚「彼は長浜さん個人に対しては何のわだかまりもないよ」

AM「富野さんがやめた理由として作品がオカルト的過ぎるとNET(現テレビ朝日)からクレームがついたと聞いてますけど……」

富野「(キッパリと)それも理由の一つです。でも、ぼくのほうにもいろいろあったから納得してオリたんです」

山浦「『ライディーン』でもう一つ印象に残っていることは、この作品で企画のポイントをおぼえたことだね。特に春日東(旭通信社)さんから吸収したことは、いまでも役に立ってるよ」

AM「具体的にいうと?」

山浦「ま、サイクル論とか差別化論ですがね。あ、そうだ、『ライディーン』の企画の段階ではね、美形キャラのシャーキンは鼻タレ小僧だったんですよ」

星山「バカ若殿って感じでね」

AM「じゃあ、だれが美形キャラに変えたんですか?」

山浦「安彦さんじゃねえかなァ、よく知らないけど」

金山「安彦さんといえば、オレがサンライズではじめてロボットものを描くことになって彼のところに教えてもらいに行ったんだよ。それで自分で描いて、もう一度、彼に絵をみせたら『ヘルメットの横を丸く描くのは素人だ』って、大勢の前でオレにいうんだよ(笑)」

飯塚「くやしかった?」

金山「チキショー(語感が本気)と思ったね。でも、最近になってナルホドなァと思うようになったけど……。ほんとは、思っちゃいけないんだろうけどね(笑)」

仲居さん「お水お待たせしましたァ」

つづく



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富野アニメ第一話大横断 第二回
今日はジメジメと蒸し暑い日。
汗が水蒸気となって体にまとわりつくようで不快指数もうなぎのぼり。

そんな気候では正常な判断もできなくなってしまったようで、
アマゾンで思わずポチってしまった。

それはこれ。


4844134353星山博之のアニメシナリオ教室
星山 博之
雷鳥社 2007-06

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ええ、とうとう買っちゃいました。
読むのが今から楽しみ~。

■関連記事
本日発売
8月7日にテアトル新宿で開催されるサンライズフェスティバル2010夏。
前夜祭となるイデオンナイトに富野が登場するなど、
サンライズファンとしてはたまらないイベント。

それに関連して本日からサンライズ関連の富野資料を5回に分けてご紹介。
アニメージュ81年1月号に掲載された「日本サンライズの世界」という特集記事。
この中に、当時のサンライズ関係者による座談会が収録されている。
参加者は以下の7人(五十音順)。

・荒木芳久(脚本家:『ガンダム』など)
・飯塚正夫(当時サンライズ企画室デスク)
・金山明博(アニメーター:『コンバトラーV』作監・キャラクターデザインなど)
・富野喜幸(言わずもがな)
・星山博之(脚本家:『ガンダム』など)
・山浦栄二(当時サンライズ取締役企画部長)

遅れて参加
・佐々木勝利(演出家:『トライダーG7』監督)

場所は上井草駅前の炉端焼き屋。
お酒も入っていることもあって、いろいろな本音が飛び交っております。


SCENE1 「サンライズ」のはじまりは、喫茶店の2階の床に電話が一本



富野「ねえ、こんなにやかましくってだいじょうぶなの?テープのほうは」

星山「ちょっと試してみましょうか」

金山「富野さん、なにかしゃべってみたら」

富野「そおォお?(いわれて富野さん、居ずまいを正し、のどをビールでしめして話し始めた)ア、ア、ア、ただいまマイクのテスト中、入ってますか、ア、ア、入ってますか、ア、ア、ア」

山浦「いいんじゃないの、そのくらいで。ちょっとテープを巻きもどして聞いてみようよ」

(というわけで、最初の5分間はテープのテスト。そのつぎに日本サンライズ誕生のころのエピソードへ話は進んでいった)

山浦「岸本さんが虫プロをやめて、上井草の喫茶店『ユタカ』の2階に電話を置いたのが、サンライズのそもそものはじまりだよね」

AM「いつごろのことですか?」

山浦「昭和47年だな。事務所といっても机も椅子もない。床に直接電話機を置いてるから、電話で話すときは床に腹ばいになっていた(笑)」

金山「だから、ぼくらアニメーターの仲間内では、"サンライズの仕事だけはやらないほうがいい"といわれてた(笑)」

富野「僕も、サンライズの仕事をするときは"コンテマン"と称してあくまで外部の立場で接していたなァ。だって、いまは違うけど当時はどんな会社なのかチミモウリョウとしていたものね」

AM「富野さんがサンライズとかかわった最初の作品は……」

富野「『ハゼドン』のコンテを1本描いたおぼえがあります。」[

山浦「(驚いて)あ、そう。『ハゼドン』のつぎの『0テスター』からかと思っていたよ」

富野「いや、『ハゼドン』でも描いたことは描いたんだけど陽の目をみることはなかったの」

金山「どうして?」

富野「演出の出崎(統)さんがボツにしたから。そのときのお金はもらったおぼえがないなァ(笑)」

飯塚「とにかく富野さんは、サンライズ以外にも、いろんな会社の仕事をやっていたよ。コンテの"千本切り"をやるんだと豪語していたもんね」

山浦「その"千本切り"の話はオレも耳にしたことがあるよ」

AM「ところで、そのころ安彦さんは……」

山浦「『0テスター』のときから組んでね、彼には。演出・シナリオ・作監と、なんでもやってもらった」

富野「当時、安彦さんも演出の要領がわからなくってさ、撮り出しのときオタオタしていたといううわさを聞いたことがあります」

飯塚「サンライズが創映社の製作をしていたことがあります」

富野「そうそう。その創映社のころ、ぼくはこの会社とかかわりをもってよかったことは、いまの"スタジオぬえ"の連中と知り合えたことね」

AM「どんな点でよかったんですか」

富野「彼らとは竹川さんとか松崎さんなんだけど、それまでのアニメ関係者とはちがう人種だったんだ。SF考証とかメカの構造など、それまでのアニメ界ではほとんど無視されていたことについて、"偏執"と思えるほどディテールにこだわっていたものね」

山浦「彼らは当時、まだ学生でね。いま、タカラ玩具にいる沼本(晴海)さんが連れてきたんだ」

AM「それは『0テスター』からですか?」

山浦「そう。その意味で、日本のアニメにSF考証とかメカを持ち込んだのはサンライズが最初だよな」

富野「と同時に、ロボット同士が毎回敵味方となって戦うという形式もわれわれにとってはじめてだった」

星山「それは、虫プロ流発想からすれば"俗悪"だったんだよね、当時とすれば」

山浦「だってさァ、俗悪だろうが何だろうが、どんな仕事も引き受けなきゃ食えなかったもん。オレもふくめてみんな必死だったよッ」

富野「そのことは十分わかってる。でなきゃ、サンライズの仕事を最後までやらなかったはず。それを番組の打ち上げパーティまでつきあってやったのはサンライズの人たちが死にもの狂いだったからですよ」
(ワカッテル、ワカッテルといった感じで富野さんは山浦さんの目を見つめる)

AM「そのころ星山さんは何をしていたんですか」

星山「日雇い労務者かなァ。それとも毎日ブラブラして、パチンコをやっていたときかなァ」
(ヤセ型で話す声も小さい星山さんの口から"日雇い労務者"という言葉が出るとは!?)

荒木「ワタクシも、そのころは定職についていなかった。その前は業界紙の記者をやっていましたけれど」

AM「そうでしたか。ところで、金山さんのサンライズ初仕事は何だったんですか?」

金山「『ラ・セーヌの星』の原画です。作監という話もあったんだけど、家で仕事をしたかったから……」

AM「?……」

飯塚「金山さんはさァ、新婚だったんだよ、そのとき(笑)」

金山「少しでも女房のそばにいたかったから、当時はね。いまは……(笑)」

仲居さん「お待ちどうさま、寄せ鍋もってまいりましたァ」
("奥座敷"を証明するふすまをガラッと開けて仲居さんが登場。そのカン高い声とともに、椅子席の酔客の嬌声、有線放送から流れる森山加代子の『白い蝶のサンバ』がドドーっと"奥座敷"に流れ、話を続行することが不可能。しばし、酒を飲み寄せ鍋をつっつくことになった)


つづく

[註]この対談で富野は『ハゼドン』に関して「コンテ1本」と語っているが、資料によってその本数は異なっている。「だから僕は…」文中や「富野喜幸の世界」収録のフィルモグラフィーには「2本ほど担当した」とあり、「富野由悠季全仕事」巻末のフィルモグラフィーには5回Bパート、10回Aパート、14回Aパート、15回Bパート、22回Bパートの計5話を担当し、エンディングクレジットにも名前が載っているとある。



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今こそ日本サンライズの明日を考える(後半)
今こそ日本サンライズの明日を考える(前半)
オリジナルの肝 Vol.11 富野&良輔対談(1/5):サンライズの思い出話
7/23発売予定のブルーレイボックス
「機動戦士ガンダム30周年ドキュメンタリー メモリアルボックス」は初回限定生産。
予約締切は明日6/15までになります。
購入を迷っている方、リミットは明日だけ!
買わずに後悔するよりも。みんな一緒に買って後悔。
もちろんオイラも予約しました。

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「Ring of Gundam」や本広監督との対談&トークショー、
その他もろもろのお宝映像が見られるのはこれだけ!
迷わずポチっとやっちゃいましょう。
ブルートレインじゃありませんよ?
今日7年にわたる小惑星イトカワへの旅から帰還し、
さきほど大気圏で燃え尽きた小惑星探査機のこと。

何度も何度もトラブルに遭い、
もうダメかと思われながらもそのたびに修正して地球を目指してきた。
予定より3年も遅れながらも地球にちゃんと戻ってきたはやぶさ。
日本人としてこのことを誇りに思う。
たとえカプセルの中が空っぽだったとしても、
はやぶさの7年間は決して無駄ではないし、
それで日本の宇宙開発が終わるわけではない。
それを参考にして新たな研究開発が生まれるのだろう。

ありがとうはやぶさ。
そしてイカロスもがんばれ。
飲み過ぎてきもちわるい。ちゃんと帰れるかな
オイラのデジカメは充電式のリチウム電池ではなく、
乾電池を電源として使用している。
それは外出先でバッテリー切れになっても、
すぐに補充出来るようにと購入時に選択したからなのだが、
それに伴う乾電池の使用量にも悩んでいた。
デジカメは消費電力が大きくすぐに電池がなくなってしまうのだ。

そこで繰り返し充電して使えるエネループを導入してみることにした。
いや、購入してから1年もたってようやくかよといったところですが。
で、購入したのがこれ。
B002S0N8TASANYO NEW eneloop 電池残量表示機能付き急速充電器(単3形4個セット) N-TGR03AS
三洋電機 2009-11-14

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単3型4本がついた急速充電器。
単4も充電できるけど、使うものがないしなぁ。
以前使っていたMP3プレイヤーは単4だったけど今のはリチウムイオンだし。
携帯の非常用バッテリーも単4だけど予備のバッテリー買ったから必要ないし。
ま、とりあえずはデジカメ用がメインになるかな。

あ、あとこれも安かったから買ってみた。

B001WAL592【アウトレット】 PHILIPS イヤフォン SHE9700-A
Philips 2009-03-17

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う~ん……凄いのか?イマイチわからん。
カナル式は初めてだからオープン型に比べると、
雑音がカットされるくらいはわかるけど・・・。
すまんのう、乞食耳で。
本日発売のニュータイプ7月号には、
今月から連載開始の富野と冲方丁の対談が掲載されている。
B003OEKB62Newtype (ニュータイプ) 2010年 07月号 [雑誌]
角川書店 2010-06-10

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というわけで先日注文したニュータイプが届いたので、
早速そのページをチェック。
後ろの方に2ページだけ。
はい・・・これだけですか・・・。

内容はまず「野性時代」と同じく「リーンの翼」から。
主に作劇法について映像畑と文芸畑の両者が語り合っている。

その中で印象に残ったのは

僕程度の人間は物語を全部コントロールする力がないから、まずとことんまで物語を広げて、それをどうにか収拾していくという作業をやっていくしかない

という部分。
富野作品といえば物語の閉じ方に難があるという印象が強い。
広げるだけ広げたもののラストは駆け足になってしまう。
だからこそ「イデオン」では皆殺しという禁じ手も使ってしまったのだろう。
そういう印象を本人自らが、その制作手法から認めてしまっているのかな。
そんな印象を受けた。

次回は冲方氏の「天地明察」について。
予習しておくべきだろうか?

404874013X天地明察
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-12-01

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昨年のガンダム30周年に関するイベント。
GUNDAM BIG EXPO」に続いてこちらのイベントも映像化されての販売が決定。
B003QNH7QS生誕30周年祭 in NAGOYA ガンダムTHE FIRST 伝説の3DAYS 永久保存版 <初回限定生産商品> [DVD]
バンダイビジュアル 2010-09-24

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収録内容はこんな感じ。

【Disc1 First Day:全ての伝説は、ここからはじまった!初日のステージを収録したメモリアルな一枚】 どっきりアムロで、夢の共演グランドオープニング/はじめて語る富野総監督!ガンダム製作秘話!/当時のTVプロデューサー 43話打ち切りにファンへ謝罪!/未来創造の世紀へ!ロボットサミットで富野総監督 真剣勝負!/有名人のガンダム幻のお宝自慢初公開!

【Disc2 Second Day:トーク&バラエティー&音楽ライブが融合された究極のガンダムステージがここに!】 TOMINO×GACKTも叫んだ!奇跡の爆笑トーク!/「ガンダムエース」人気漫画家に富野総監督が喝!/シャア・アズナブルがいっぱい!全員シャアでシャアを徹底解剖/会場騒然!?生コスプレ!加藤夏希の生ララァ/ガンダムオールスター大熱唱 GUNDAM SONGS LIVE PART-I

【Disc3 Third Day:感動のラスト・ステージを収めた全記録】アムロが叫ぶ!シャアが泣く!!そしてララァが・・・/ガンダムクイズで会場大興奮/声優が語る当時のマル秘トーク/奇跡の共演 GUNDAM SONGS LIVE PART-II 

【Disc4 Special Edition:ガンダムファン必見!伝説の裏側-未公開シーン-】GUNDAM SONGレコーディング風景-ミュージシャンが一堂に集結!/熱狂前夜!イベント会場設営舞台裏を完全密着-深夜の極秘リハーサル!/人気を集めたイベントCM傑作選/生誕30周年祭企画特別番組「朝までガンダム」名言トーク集!


メーテレで放送された特別番組は観たんだけど、
完全版?であるこちも観てみたいなぁ・・・。
4枚組840分で20K未満と言う価格もそそる・・・。
メーテレのサイトでは期間限定動画配信もやってます。

B002QA36H6GUNDAM BIG EXPOスペシャルステージ ベストセレクション [DVD]
バンダイビジュアル 2009-12-22

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B003D842U0機動戦士ガンダム30周年ドキュメンタリー メモリアルボックス 【初回限定生産】[Blu-ray]
バンダイビジュアル 2010-07-23

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twitterで知ったのだが、今日の富野は「踊る大捜査線3」の初号試写に参加。
本広克行監督ご自身がこうつぶやいていた。

映画【踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!】初号試写一回目終了…富野由悠季監督も御満悦…ふぅー汗、ダクダク(リンク元


また昨日は、おそらく7月発売の30周年ドキュメンタリーに収録するであろう対談も。

昼間は富野監督と対談・・・相変わらずのパワーに押されまくり・・・明日【OD3】の初号を観ていただきます、感想や如何に!!何やってもいろいろ言われるからなぁ~ビクビク(リンク元

なんだかんだでこの二人も10年来の関係で仲がいいなぁ。
この対談の一部が今月末発売のガンダムエースに収録の予定とか。


B003D842U0機動戦士ガンダム30周年ドキュメンタリー メモリアルボックス 【初回限定生産】[Blu-ray]
バンダイビジュアル 2010-07-23

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2010.06.08
4月にPCを買い替えた時に地デジチューナーを取り付け、
PCでTVも見られるようにした。

最近ではあまりTVを見なくなっていたのだが、
今までのアナログと違って映像が鮮明なことや、
さらにtwitterの影響もあってか、
以前よりはテレビを視る機会が増えたかもしれない。

twitterの影響で見始めた番組の一つが、NHKの「ハーバード白熱教室」。
岡田斗司夫だったか、誰だったかは忘れたが、
フォローしている人が「面白い」と言っていたので見始めた。
実際に見てみると確かに凄い。
現代社会に生きる我々が直面している難問に対し、
学生たちや教授が喧々諤々と意見を戦わせる。
決して「正解」の存在しない問題は、見ていて考えさせられることが多いし、
自分がいかに思考停止状態に陥っているか気付かされる。

ただ、見始めたのが放送開始からひと月ほど経ってからだったので、
最初の方を見逃してしまったのを残念に思っていた。
ところが、こんな本が発売されたのを発見。

4152091312これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
鬼澤 忍
早川書房 2010-05-22

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放送されている講義の内容を書籍化したもの。
これを読めば見逃した回の内容も知ることが出来るかも。
そう思ったのだが、もしかしたらNHKでDVDを出してくれるという可能性も否定出来ない。
お値段が2K以上もするので、それならDVDの方がいいかなぁ・・・。

実際に向こうではDVD発売されてるし・・・
B002LDE9H4Justice: What's the Right to Do (3pc) [DVD] [Import]
Pbs (Direct) 2009-09-15

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■関連記事
地デジ化
尼でニュータイプをポチる簡単なお仕事完了

B003OEKB62Newtype (ニュータイプ) 2010年 07月号 [雑誌]
角川書店 2010-06-10

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うん、きっと2~3ページしかないことはわかっているんだ。
それでも、富野と冲方丁の対談の続きが気になるんだ。
鳩山政権の崩壊した原因のひとつに上げられる沖縄の普天間基地移設問題。
政権交代後「最低でも県外」という首相の言葉が一人歩きし、
どうも問題の本質が見えにくかった印象がある。

なぜ、普天間基地は移設しなければいけないのか。
なぜ、14年も問題が解決されないのか。
そもそもなぜ、沖縄に海兵隊が駐留しているのか。

そういった基礎的な事がいまいちよくわからない。
そこで、ニュースを理解するためにもと思い読んでみたのが、
先日も紹介したこの本。

4828415742この1冊ですべてがわかる 普天間問題
ビジネス社 2010-03-19

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著者の小川和久氏はテレビでもよくみかける渋いお声の軍事評論家。
実際に普天間基地移転の日米合意に至る交渉に関わった経緯から、
普天間問題について事実と数字に基づく分析・提案をしている。

本書は4章から構成され、
まず1章では普天間飛行場に関する基本的なデータや歴史的経緯を示し、
在日米軍における沖縄の重要性解説している。
次に2章では普天間飛行場がなぜ移設されることになったのか、
そもそもの発端である1995年の海兵隊員による女児拉致強姦事件から、
(一般的には「少女暴行事件」と言われるが、著者の小川氏はそれではこの事件の深刻さが伝わらないとしてこの表現を用いている)
いわゆる「現行案」ができるまでの経緯を自分の経験を交えて解説する。
グアム移設案や嘉手納統合案がいかに軍事の基本を外した机上の空論であるかも、
この章で合わせて解説されている。

そして3章がこの本のメインとなるのだが、
小川氏は「抜本的な構想」として自身の移設案を提示する。
まず小川氏はその前提条件として

1.普天間からの危険性の除去
2.日米地位協定の改定
3.沖縄経済の活性化


この3つをあげている。
その上で具体的にどのような作業が必要であるかというと、

1.普天間飛行場の航空機を「仮の駐機先」に移動させる
2.日米同盟はベターな選択であることを沖縄県民と確認する
3.沖縄が米軍基地を解決する条件を沖縄県民と確認する
4.普天間返還を突破口に、沖縄の未来を展望し、その自立を実現する構想を描き、本格的な移設先を決定する


この4つをあげている。
そして、本格的な移設先としてはキャンプ・ハンセンの陸上部分に、
普天間のキャパシティと同等かそれ以上の飛行場を建設することを提案している。

最後に4章では、普天間の返還は沖縄の基地問題にとって決してゴールなどではなく、
むしろこれからのより良い日米同盟を考えるスタートだとし、
それを阻害するであろう日本の安全保障を巡る問題点を4つ提示して終えている。

もちろんこれが「正解」であると言うつもりもないし、
オイラも読んでいて「そうかな?」と疑問に思う部分もあった。
けれども、問題の基礎的な情報を知り、
その上で自分の考えを養う上では良い材料になるのではないかと思う。
ニュースを見ながら( ^ω^ )どうしてこうなった!?と思う人は、
一度目を通してみると錯綜した情報がスッキリするかも。

■関連記事
このタイミングだからこそ読みたい3冊
本日も野球観戦。
気がつくと今シーズンになって1軍の試合観戦は、
オープン戦も含めると8戦目・・・かな?

うち涌井先発が4試合、許さん先発が2試合、岸と帆足が1試合ずつ。
涌井遭遇確率が高すぎ。
まぁ、曜日の関係でどうしてもそうなるんだろうけど。

次の観戦は来週土曜日。
またいってきますお。
先日の記事で書いたテアトル新宿で開催されるサンライズフェスティバル2010夏
8/7の前夜祭オールナイト「イデオンナイト」において、
富野と湖川友謙がトークショーをするらしく、
イデオン好きの富野信者としてはぜひとも行きたいと思った次第。

記事を書いた一昨日の段階では詳細は後日とのことだったのだが、
今日になってイベント詳細がアップされていた。
上映スケジュールは以下のとおり。

【上映スケジュール】


★8/7(土)前夜祭オールナイト(イデオンナイト)★


★8/8(日)~8/14(土)【アーリーサンライズウィーク】★

サンライズ創業からの初期作品を選出!
上映予定作品:「無敵超人ザンボット3」「戦闘メカ ザブングル」「銀河漂流バイファム」
          「蒼き流星SPTレイズナー」「鎧伝サムライトルーパー」他
☆8/14(土)はオールナイト【ワタルナイト】を開催!


★8/15(日)~8/21(土)【ガンダムウィーク】★

ガンダム劇場作品を選出!
上映予定作品:「劇場版 機動戦士ガンダム」「劇場版 機動戦士Zガンダム」
          「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」「劇場版∀ガンダム」他
☆8/21(土)はオールナイト【みんなの宇宙世紀ナイト】を開催!


★8/22(日)~8/28(土)【勇者ウィーク】★

90年代で多くの子供たちを魅了したエクスカイザーからガオガイガーまで上映!
上映予定作品:「勇者エクスカイザー」「勇者特急マイトガイン」「勇者指令ダグオン」
          「勇者王ガオガイガー」他
☆8/28(土)はオールナイト【ガオガイガーナイト】を開催!


★8/29(日)~9/3(金)【ボトムズウィーク】★

TVシリーズから最新の幻影篇までを上映!
上映予定作品:「装甲騎兵ボトムズ」「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ」
          「装甲騎兵ボトムズ 幻影篇」他
☆9/3(金)はオールナイト【ボトムズナイト】を開催!



田舎者なので平日のレイトショーはムリな話だが、
終末のオールナイトイベントはちょっとだけ興味がある。

でも・・・うん・・・ボトムズナイトくらいかなぁ・・・。
「ワタル」は1しか観てないし、「ガオガイガー」は全く見ていない。
「宇宙世紀ナイト」は0203や0223が出てこないから悲しくなるし。
(どの作品の年号だからわかりますか?)
うん。やっぱりイデオンナイトに集中しよう。

まぁ、ぶっちゃけサンライズアニメはほとんど見ているというヲタクですからね。
今更・・・。
富野も出演する映画「日本のいちばん長い夏」の公式サイトが本日オープン。
今村均役で座談会シーンに出演する富野もちゃんと紹介されておりますよ。

映画の公開は8/7から。
まだ公開館などの情報は

「新宿バルト9、丸の内TOEI2ほか全国ロードショー」

としかありませんが、
これは是非とも見に行きたいところ。

8/7は「日本のいちばん長い夏」→「サンライズフェスティバル2010」と富野行脚だ!
プロフィール

さとまる

  • 書いてる人:さとまる

  • 北関東在住のおっさん。
    富野信者、富野研究家ではありません。ただの富野資料蒐集癖。
    アルバトロスのZ級映画が大好物。
    ご連絡はdameganoあっとgmail.com(あっとは記号に直してください)までお願いします。

    このブログでは「富野作品論」のような難しいものは扱っておりません。それらをお求めの方のご期待に沿えることは難しいのでリンク先の各サイトを参照なさることをお勧めいたします。


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